鉄筋ジャバラユニット工法のコンセプト

・鉄筋工事の低コスト化に対応し、鉄筋工事の人件費削減をめざす。
・厳しい工期の要求が多い現状で、工期の短縮をめざす。
・鉄筋工事のなかの、無理、無駄、危険要素の排除をめざす。

鉄筋ジャバラユニット工法のメリット

工期について 現場において組み立て、取り付けの作業が簡素化されるため、従来の工法に比べて著しく工期を短縮できます。 (当社比で約2分の1)
加工について 溶接継ぎ手工法を採用し継ぎ手箇所を調整することにより、生材のままの寸法での組み立てが可能になりロス材の削減につながります、また加工する部位が少なくなります。
作業人工について ・大部分の組み立てが工場にて作業可能となるため現場作業との作業人工の平準化、削減化につながります。
・現場取り付け作業時の作業人工が従来に比べて少人数ですみ、現場単位で固定メンバーでの作業が可能になります。 
運搬について 従来の工場組み立て方式の運搬方法に比べて、各部材を折り畳んで重ねて積み込むことにより、積載量の増大を計れます。
品質について 組み立て作業環境が安定した工場での作業となり、下筋、中子等の結束作業が簡単にでき、仕様書に忠実な配筋が可能となり品質の向上が計れます。
仮設について ・基礎配筋作業においては組立て用足場、荷取ステージ等の施設が大部分不要となります。
・工場及び現場において、鉄筋組み立て部材を折り畳んで積み重ねることが可能になり、狭いストックヤードの有効利用が計れます。
安全について ・現場内の小運搬が大部分削減され、また鉄筋材の散らかり等が少なくなり安全作業が確保できます。
・足場上の作業が大部分削減され、高所作業が少なくなります。また、工法の特性により工場にての組み立て作業時の部材の高さ調整が可能になります。

ジャバラユニット工法
<部位別施工イメージ図>

部位別施工イメージ図

【ご注意点】
・ 溶接継ぎ手もしくは、機械継ぎ手が最適です。
(溶接工法によっては平成3年建設省住指発第31号「鉄筋継手性能判定基準」でA級として認可されている)
・ 特殊ゴム付結束線の単価は、1トン当たり500円~1500円程度の範囲です。
(工法特許使用料も含む)
・ 取り付け箇所がクレーン作業半径内に限定されます。
(ほとんどの作業所において揚重設備が整っている、鉄骨組み立て作業とほぼ同程度の作業である)
・ スターラップの形状が片爪となるため、組み立て後爪曲げ作業が必要となります。
・ 通常の現場組み立てよりも、クレーン使用時間が長くなります。
(1回の組み立て作業単位において、半日使用が約1日となる程度である)
・ 特殊ゴム結束線は中国で製造する為、納期がかかります。詳しくはお問い合わせ下さい。